「クラスでコロナ感染があり、息子さんが濃厚接触者になりました。明日、PCR検査を受けてください。」
夜10時すぎに、高校の担任の先生から連絡がありました。
「え~っ?」
家族一同、びっくり!!その時は、まだ何も症状はなかったので、高校生の息子は、「学校休める~。」と嬉しそうでした。(後で聞いてみると、少しのどが痛いかな?と思っていたそうです。)
全国では、コロナ感染者が、少しずつ減少しているというのに、わたしが住む地域では、なぜかコロナ感染者が増加しています。人口も少ない地方都市で、連日300人超の人が、感染しているのだから、誰がかかってもおかしくない状況。それでも、まわりでは、コロナに感染した人はいませんでした。だから、うちは大丈夫だろう、気づかないうちにかかってたのかも、と安易に考えていたんです。が、高校生の息子がコロナに感染しました・・・。
この記事は、高校生の息子がコロナに感染した経験談です。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
もくじ
息子がPCR検査を受ける。
ドライブスルー方式のPCR検査でした。保険証で本人確認後、車の助手席にすわる息子の鼻の奥の粘膜を採取。「めっちゃ痛い。」らしいです。(2日後に、わたしも検査することになります。)ドライブスルーなので、外に出ることはなく、待ち時間もなく、10分ほどで、検査終了でした。検査結果は、次の日、保健所から電話で連絡がくるとのこと。陰性だった場合、陽性だった場合の説明をうけ、また、買い物は、できるだけ本日中にすませてくださいとのことでした。
それから、検査日には、支払いはありませんでした。が、初診料、検体採取料金として支払いが必要になるので、後日、振込用紙が自宅に送られてくるそうです。
「休日にもかかわらず、お医者さん、看護師さんたちが、きびきびと対応されていました。ほんとに、頭が下がります。」
息子を家に連れて帰った後、食材の買い出しに行き、ゼリー、アイス、うどん、など体調が悪いときに食べられそうなもの、プラス1週間分の飲み物や食料等3人分を準備しました。
その後、帰宅して昼食を食べると、息子の体調が徐々に悪化。倦怠感があり、熱を測ってみると、37.6度、夜になり、39度近くまで熱があがりました。かなり、のどが痛いようで、ゼリーを食べるのがやっとです。
検査結果は次の日に分かるということでしたが、この時点で、陽性を覚悟。
慌てて、部屋を隔離し、窓を開け、空気清浄機をつけ、タオルは別にし、アルコール消毒を頻繁にしました。
検査翌日、「陽性」と連絡あり。
息子は、38度5分くらいの熱で、体がだるく、食欲もなく、かろうじて、ゼリーとアイスを口にしています。相当、のどが痛いようです。
夕方、保健所から、「陽性です。」と連絡があり、今後の詳細について、説明を受けました。
- 容態が悪化した場合の連絡先。
症状がでているので、緊急な場合の連絡先を伝えられました。でも、なかなかつながりにくいとのことです。
- 陽性者は、宿泊療養になる。
症状がある陽性者は、原則、宿泊療養になり、2日後くらいに連絡が入るとの説明でした。2日後って、もう熱が下がってるかもしれませんが、感染を広げないための宿泊療養なのでしょう。
- 濃厚接触者になる家族は、翌日、PCR 検査。その翌日、結果の連絡がくる。
息子が陽性なので、必然的に同居中の家族は濃厚接触者になります。しばらくは、家から外に出られないので、仕事を休まなくてはいけません。ということで、わたしも旦那さんも職場に連絡をし、1週間は仕事を休まなければならないことを連絡しました。
わたしは派遣社員なので、派遣会社と勤務先に連絡しましたが、派遣社員でも、申請すれば、派遣会社からコロナ保証金が頂けるとのこと。とても、ありがたいです。
夜遅くにもかかわらず、保健所の方が、とても親切に丁寧に対応してくださいました。
家族でPCR検査を受ける。
息子のときと同様、ドライブスルー方式でのPCR検査。やっぱり、めっちゃ痛かった~。かなり、鼻の奥までつっこまれます。息子のPCR検査と同じ流れで、同じ説明を受け、結果は、翌日か、その翌日とのこと。
息子は、熱は37度台に下がり、少しずつ食欲がでてきました。熱が下がると、安心です。でも、熱は下がったものの、頭はボーッするらしく、ずっと寝ています。そして、まだ、のどの痛みが強く、咳もでるようです。
家族の検査翌日、「陰性」と連絡あり。
わたしも旦那さんも「陰性」でした。てっきり、陽性で無症状なんだろうと思っていたので、逆にびっくり。とはいえ、陰性だけど、濃厚接触者なので、検査日から7日間は、できるだけ自宅待機とのこと。一緒にご飯食べたり、車に乗ったりしていたのに感染しなかったのは、謎です。3回目注射してたからかなぁ、空気清浄機をつけてたからかなぁ。
息子、宿泊療養へ行く。
「息子さんの宿泊療養の準備ができました。」と連絡がありました。行くか行かないか選べるとのことでしたが、息子は、「お母さんたちにうつしたらいかんし、行ってみたい。3食ご飯もでるし、ベッドに寝られるから、行くわ。」即答で、行くことに。7泊8日の宿泊療養です。
その後、2時間後に大型タクシーで迎えに来ると連絡があり、急いで準備しました。充電器、眼鏡、シャンプー、ボディソープ、歯ブラシ、タオル、ティッシュ等と着替え、それから、家にある飲み物やおかし、カップ麺などを全て持たせました。宿泊施設に差し入れすることはできますが、濃厚接触者からの差し入れは受け付けないそうです。それと、一応、受験生なので、勉強道具も持って行きました。
1週間ホテルから出られないけど、大丈夫だろうか?心配をよそに、いそいそと準備する息子。少し寂しい母。
その後、お迎えの大型タクシーで宿泊療養へ向かいましたが、宿泊施設についてすぐ、息子から連絡がきました。「思ってたより、狭い。なんか心配になってきた~。」一体、どんなホテルを想像していたのか?でも、一度入ったら、1週間は出られません。脱走したら罰金もあるそうです。とにかく、ゆっくり休んで元気になって帰ってきてね。家でゆっくり話を聞く日が待ち遠しいです。
まとめ
高校生の息子が、コロナに感染した話でした。2回注射を打っていましたし、若者は、コロナにかかっても軽症か無症状だと思っていましたが、症状がありました。かなり辛そうでしたが、2日で熱が下がったので、まだ軽症なのでしょう。しかし、コロナ後遺症で苦しんでいる方もいると聞きます。実際に、感染すると不安になりました。
現在、わたしは、自宅待機中ですが、困ったことがあります。すでに、ティッシュペーパーがなくなり、ポケットティッシュを使っていますし、柔軟剤も、もうすぐきれそうです。食材は準備したものの、生活用品のことは思い浮かびませんでした。もし、自宅待機しなければならないときは、食材も大事ですが、トイレットペーパー、洗剤など生活用品も足りないものをそろえていた方がいいですよ。今は、ネットで買うこともできますね。
追 記:
息子が宿泊療養から戻りました。体調も良くなり、意外と快適に過ごせたようですが、とにかく、あったかいご飯が食べたいそうです。1週間、毎日弁当で飽きたのでしょうね。なんと、「やっぱり、家が落ち着くわ~。」と、珍しく嬉しいことを言ってくれてます。
それから、かなり体力がおちたと嘆いてたので、「一緒に散歩に行こうや。」と誘ったら、秒で断られました。いずれにしても、安心しました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。