高校卒業後、地元を離れ、新生活を始めるみなさん!保護者の皆さん!
住民票を移すか移さないかで迷っていませんか?
本来、転入届は転居した日から14日以内に提出することが義務付けられています。実家の住所で転出届を提出し、新住所で転入届を提出する手続きが必要です。しかし、大学生の場合、生活の拠点は実家にあり、通学のために一時的に学校の近くに住んでいると解釈されるため、住民票を移さなくても罰則を受けることはないそうです。
わが家は、子どもが県外に出て2年たちますが、未だに住民票は実家のままです。
住民票を移していない理由は、主に3つありました。
この記事は、住民票を移さなかった理由、また移さないで困ったことについての経験談です。
もくじ
住民票を移さなかった理由
引っ越しの時、新型コロナの真っただ中だった。
子どもが引っ越ししたのは、2020年4月。
新型コロナウィルスの影響で、大学の入学式や、4月に予定されていた行事もことごとく中止。前期の講義は完全オンライン授業。
そのため、新住所に引越ししたものの、1週間後には実家に戻り、半年間実家で生活しました。(アパートの家賃がもったいなかった~。)
今でこそ、コロナ生活に慣れてきましたが、当時は、正直、住民票どころではありませんでした。そのまま現在に至ります。
成人式の案内が、住民票のある住所に届くから。
2022年の成人式の案内はがきは、2021年12月に実家に届きました。
ホームページで確認すると、成人式に出席するには携帯からの事前登録が必要とのこと。というわけで、住民票を居住地に移していて、案内はがきが届かない人でも、事前登録すれば成人式に出席できました。たとえ住民票を移しても、地元の成人式に参加できる確率は高いです。
しかし、住民登録していない人は参加できない地域もあります。
※ホームページで確認するか、地元の市区町村に問い合わせてみてください。
住民票をうつした場合、公的な書類(国民年金、運転免許更新等)が本人宛に届くので、そのまま放置されそうだから。
20歳になったら国民年金の書類が届くと聞いていたし、期限がある書類等もあります。一度、息子が住むアパートに遊びに行きましたが、案の定、郵便受けは、チラシであふれかえっていました。コラーッ!!マメに郵便受けを確認するお子さんなら、全然心配ないと思います。
住民票を移さないで、困ったこと。
コロナワクチン接種券
ワクチン接種券は住民票のある住所宛に届きます。
住民票がない居住地で接種する場合、居住地の市区町村に申請して住所地外接種届出済証をもらってから接種ということで、何かと手続きが面倒。大学の職域接種や集団接種であれば、それほど面倒ではないようでした。
結局、夏休みを利用して、実家で接種できました。まわりでも、帰省して接種する子が多かったです。当初、若者は副作用があるとの報道があり、心配だったので、逆によかったのかもしれません。お金はかかりますけどね。
ただ、実家から離れた地域に住んでいる場合、なかなか実家に戻ることはできないでしょう。
今のところ、実際、困ったことはこれくらいです。
今後、困ると思われること。
運転免許証の更新。
オンライン授業のため実家に戻っていた半年の間に、自動車の免許を取りました。だから、「本免試験」の学科試験の受験や免許証発行最終試験も地元でうけることができました。
しかし、また免許更新があります。(免許取得した当日から3回目の誕生日の前後1ヶ月の2ヶ月間が更新期間です。)免許更新のはがきは住民票に記載されている住所に届きます。更新の場合、実家の住所を管轄している運転免許試験場で試験を受けることになり、地元に帰らなければなりません。
パスポートの申請。
原則的には住民票のある場所で申請します。住民票と違う場所での申請は、通常必要な書類に加え、追加で書類を用意する必要が有り、手続きが面倒になります。
※実際に申請する場合は、パスポートセンター等に、直接問い合わせて確認してください。
「なにかと不便なこともありますね。
やっぱり、異動した方がいいのかなぁ。」
A. あくまでも、原則として1年以上住む予定があるなら、住民票を異動してください。しかし、全員を把握することはできないので・・・・。
Q,大学2年生ですが、今から異動することはできますか?
A,さかのぼっての異動になれば、賃貸借契約書や郵便物など、実際に暮らしている証明ができるものを窓口に持ってきてください。それで判断します。
異動日にこだわらないのであれば、地元の市区町村に、最近の日付で「転出届」を出し「転出証明書」をもらってください。そして、必ず14日以内に、居住先の市区町村に「転入届」を提出してください。
まとめ
大学生の住民票の異動は、必須というわけではありません。しかし、何かと不便なことも多いし、移した方が便利でメリットも多いようです。特に、地元から遠く離れた場所に住む人や、なかなか実家には戻れない人は、異動した方が便利でしょう。
わが家の場合、新型コロナ真っただ中での引っ越しでした。通常とは違うパターンになってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。