主婦が仕事を始めようと思ったら、パートか派遣と考える人が多いのではないでしょうか?子どもが小さかったり、転勤族だったりすると、正社員はなかなか難しいのが現状です。わたしは、転勤族で、パートも派遣も経験しました。
現在は、長期派遣で事務の仕事をしています。
そこで、パートと派遣の違い、わたしが思う派遣のいいところを記事にしました。
色々な職種がありますが、事務限定の、あくまでもわたしの経験談です。
仕事を始めようと思っているあなた、転職を考えているあなた、参考までにご覧ください。
もくじ
パートと派遣の違い。
雇用元が違う。
パート
雇用元は、職場。
年末調整等の事務手続きは、すべて職場でやってくれる。
派遣
雇用元は派遣会社で、職場(派遣先)で仕事を行う。
事務手続きは派遣会社が行うので、休みの報告、月のタイムカード等は、派遣会社へ申請。給与証明書などが必要な時は、派遣会社本社に申請しないといけないので、時間がかかるし、少し面倒。
※同じ勤務先(派遣先)で同じ仕事をしている派遣同志でも、派遣会社が違えば、時給が違う場合もある。
時給
一般的に、パートより派遣の方が時給が高い。
勤務時間
パートは、職場によって、さまざま。扶養内勤務も可能。
派遣は、フルタイム勤務が多い。(短期派遣もある。)
仕事内容
パート
雑用も含め多岐にわたる。(職場による。)
派遣
契約で仕事内容が決まっているが、雑用などの仕事を頼まれることもある。
派遣の場合、即戦力が求められることが多い。最低でも、エクセルとワードの基礎的操作、ブラインドタッチ、簡単なデータ入力の知識とスキルは身につけておいた方がよい。
期間
パート
一般的に、より長く働ける人を希望する会社が多い気がする。
(わたしの個人的意見です。)
派遣
3か月ごとの契約更新で、最長3年。3か月更新なので、次回の更新の不安が少なからずある。経験上、無断欠勤や仕事での問題がなければ、たいていの場合、更新はあると思う。ただ、業績不振などの会社都合により、更新なしということもまれにある。たとえ、更新があったとしても、最長3年。その後は次の仕事を探さなくてはならないのがデメリットかも。
※ちなみに、紹介予定派遣もある。
紹介予定派遣とは
正社員・契約社員等の直接雇用を前提として、一定期間(最長6ヶ月間)、派遣スタッフとして働く制度のこと。
正社員を希望するなら、職場の雰囲気もわかる紹介予定派遣はありかも。
社会保険、有給は、パートと派遣で違いはありません。
社会保険(健康保険・厚生年金保険)は派遣やパートなどの雇用形態に関係なく、加入条件を満たせば入れます。
就業後半年経つと有給が付与され、その後は1年ごとに所定日数が増えていきます。
一般的に、
扶養控除内で働きたい人、長く働きたい人は、パート。
できるだけ稼ぎたい人は、派遣。
というイメージですね。
パートと派遣、両方経験してきましたが、迷わず、派遣を希望します。
今は、時間よりお金の方が必要ですから。
現在、派遣で仕事をしているわたしが思う
派遣のメリット
をいくつかご紹介します。
給料が高い
ボーナスはありませんが、パートより給料がいいです。
(地方では、まだまだパートの時給は安いんです。)
困った時、派遣会社に相談することができる
仕事の悩みや不安があった場合、派遣会社に相談できます。人間関係等の、直接言いづらいことは、派遣会社の担当者が間に入ってくれるので、気が楽です。
仕事を紹介してくれる
派遣会社に登録しておけば、仕事を紹介してもらえます。自分に合わないと思えば、断ることもできます。派遣会社もたくさんあるので、とりあえず、2~3社登録しておけば安心。ネットの求人情報から応募し、条件に合えば紹介してもらえる場合もあります。
仕事を辞めたいとき
契約期間満了まで勤め、その後、更新しなければいいので、なんとかがんばれます。
人間関係が楽
たとえ苦手な人がいても、期間限定。割り切って、のりきれます。
福利厚生
大手派遣会社の場合、PC講座・IT講座など、様々な業務に関連するスキルや資格取得のための無料講座が受講できます。ZOOMの場合、地方からでも参加できます。
また、プライベートに利用できるサービスなどがあります。(利用したことはありません。)
こんなことを言っては、元も子もありませんが、派遣の仕事でも、職場によって全然雰囲気が違います。社員と派遣は言葉も交わさないところもあれば、派遣も社員も雑談を!というところもありました。職場によって、社員さんとの接し方が違うので、距離感が難しいです。
コミュニケーション能力が低いわたしには、そこが一番悩みどころです。
同じ派遣仲間ともうまくやっていくことは大事ですね!
まとめ
色々な働き方があります。それぞれの状況に合わせて、働き方を選択してくださいね。
派遣でもパートでも、事務の仕事は40代、50代になるとなかなか厳しいと聞きます。
まだまだ若いつもりではいますが、職場では、いつの間にか最年長ということも普通になってきました。こんなおばちゃんでごめんなさいね、と申し訳ない気持ちになるときもあります。でも、まだまだ働かなきゃいけない。まだまだ働けるし、働きたい。
派遣で仕事を続けるには、地道にコツコツと、派遣会社からの信頼を得ることが重要だと思います。契約期間の間、まじめに働くことが前提。たとえ、不満があったとしても、あくまでも、派遣と社員は違うのだと、割り切ってがんばりましょう。ただし、どうしても続けられそうになければ、派遣会社に相談してみてくださいね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。