高校3年になる受験生男子の母です。
現在、九州の公立高校普通科に通い、国公立大学を希望しています。
3年前、長男が大学受験を経験しましたが、
今の大学入試って、超複雑です。
親世代の受験とは全然違っていて、びっくりしました。
とにかく、受験の仕組みが難しいし、各家庭でやらなければならない作業が多いんです。
そこで、受験生の親の目線で、親世代の受験と違うこと、親がやること、できること等、大学受験について感じたことをまとめてみました。
お子さんが大学受験を控えている保護者の方、参考までにご覧いただけたら幸いです。
親世代の受験と違うところ。
- 「センター試験」から「共通テスト」になり、「思考力・判断力・表現力」を問う問題が増える。
- 「一般選抜」、「総合型選抜」、「学校推薦型選抜」など入試の種類が多い。
- 各大学、各学部によって、共通テストでの必要な受験科目、個別試験の科目や配点が違う。
- 各学校、各学部によって、共通テストと個別試験の配点比率が違う。
- 私立大学の入試方法が、「3教科型の入試」、「共通テスト利用方式」、また、「個別日程」と「全学部日程」など複雑。
ん~、難しい。
複雑で分かりにくい分、入試に関する情報が重要になります。
志望校を決めるのも、最後まで頑張るのも受験生本人ですが、
保護者もある程度、おおまかな仕組みを知っておいた方がいいでしょう。
ただし、簡単に情報を得られるネットの情報に踊らされないように気をつけましょう。
親がやること。
- 奨学金の申込。(希望者)
- 共通テストの出願準備。(受験料の振込、出願書類を学校へ提出。)
- 受験校の募集要項をWEB上で取り寄せる。
- インターネット出願。
- 結果後、入学の手続き等。
各家庭で行い、全て自己責任になります。
パソコンに詳しい人なら、たいした作業ではないでしょうが、わが家の場合、少々不安でした。ネット出願の際、証明写真を取り込んでJPEG形式でアップデートって言われても???。
いずれにしても、受験生がいるご家庭では、パソコンとプリンターが必需品です。
(高校でも対処してくれるようですが、度々学校に行く方が大変かも。)
また、締切には十分注意してください。
書類を郵送する必要がある場合、当日消印か必着かを確認して、余裕をもって動いてくださいね。
- 個別試験にかかる交通機関、ホテルは各家庭で手配。
遠方の大学を受けるときの飛行機や新幹線、ホテルの予約は各家庭で手配します。
受験日と同じ時期に、お祭りや人気アーティストのライブと重なってしまい、ホテルがとれないということもありました。
後でキャンセルすればいいので、早め早めに動くことをお勧めします。
共通テストの結果次第で、受験校を変更する場合もあるので、その場合、すぐにホテルを探した方がいいでしょう。
- お金の準備。
めちゃめちゃ、お金がかかります。
受験費用、大学の入学金、授業料、一人暮らしの初期費用以外でもお金が必要になります。
見落としがちなのが、私立大学の入学金です。
合格した私立大学の入学金支払期限が、本命校の合格発表の前なら、入学金を払わなければ入学できなくなります。
あまり何校も受けると、その分、費用もかかります。
また、大学入学後、パソコン、教科書等も必要になります。
今後のスケジュール。
高校から、今後のスケジュールについてプリントが配布されました。
毎年、大体の流れは同じだと思います。
9月 | 大学入試共通テスト出願の準備 |
総合型選抜入試 | |
11月 | 学校推薦型選抜の出願と入試 |
12月 | 三者面談 |
(共通テストの受験票が配布される。) | |
1月 | 私立大学の一般選抜の出願 |
1月14、15日 | 大学入試共通テスト |
1月16日 | 学校で共通テストの自己採点 |
1月23日 |
国公立大学の一般選抜の出願 |
2月25日~ | 一般選抜前期日程 |
3月8日~ | 一般選抜中期日程 |
3月12日~ | 一般選抜後期日程 (前期日程が不合格の場合) |
学校からのお知らせもありますが、大まかなスケジュールは把握しておきましょう。
三者面談。
先日、塾の面談と学校の面談がありました。
学校の面談では、
「・県内の大学か県外の大学か。
・万が一の場合、県外の大学でも大丈夫か。
・浪人も可能かどうか。
を親子でよく話し合ってください。」
塾の面談では、
「・模試の判定は気にしなくていい。
・E判定でも落ち込まなくていい。」
そして、学校でも塾でも、繰り返し言われたことは、
「最後まであきらめなかった人が勝つ。」
受験が全てではないけれど、行きたい大学に行けるように、念願の一人暮らしができるように、最後までベストを尽くしてほしいと願っています。
親ができること。
最後まで頑張るのは本人です。
どんなに心配しても、親ができることは、
- 健康面に気を配ること。
- 子どもを応援すること。
- 信じて見守ること。
- 余計な口出しをしないこと。
- 普段通りに生活すること。
- 受験の仕組み、流れを把握すること。
くらいかなと思います。
次男が高校受験のとき、余計な口出しをして後悔した経験があります。
だからこそ、色々言いたい事をグッとこらえて、できることをサポートしていきたいと思っています。
受験生本人の気持ちが、一番大切ですね。
さいごに
受験生の親が、大学受験について感じたことでした。
あっという間に時間が過ぎていきますね。
あれよあれよという間に、高3の夏になりました。
子どもの人生は子どものものです。
そして、受験は人生の通過点にすぎません。
受験生の保護者のみなさん、何があっても、あたたかく見守っていきましょうね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。